震災からのあゆみ

東日本大震災津波被害から8年

地域に貢献できる組織として、信頼と安心を与えられる組織を目指して

釜石地方森林組合 代表理事組合長 久保知久

釜石地方森林組合 代表理事組合長 久保知久

皆様方には当組合運営に多大なご協力・ご支援を賜り心からお礼申し上げます。平成23年3月11日発生した東日本大震災津波災害に見舞われお亡くなりになられた方々、また被災し不自由な生活を余儀なくされました皆様に対しまして、改めて衷心より哀悼の意を表するとともにお見舞いを申し上げます。また、平成29年5月8日発生した尾崎半島林野火災に被災されました皆様に対し心からお見舞い申し上げます。

本年度は震災から8年目を迎え、市内、町内は住民を支える宅地造成、災害公営住宅計画もすべて完了する見込みとなっております。また、釜石と花巻を結ぶ東北横断自動車道、大船渡から山田へ続く三陸縦貫自動車道が開通し、住民の足として待望の三陸鉄道リアス線も全線開通する見込みとなりました。自動車道と鉄道がつながり、内陸と沿岸そして東北の中心都市である仙台とのつながることで産業と流通に新たな取組が生まれることが予想され、新たな元号の幕開けにふさわしい期待が広がっております。

ご周知のとおり昨年度は、任期満了にともなう、総代選挙、役員選任が行われ平成31年2月27日の総代会には新しい総代員本人出席120名を数えこれからの3年間を占う新執行体制に期待が膨らむものでした。翌28日には組合理事会が開催され出席理事の総意を頂き私久保知久が代表理事組合長として再任されました。組合員各位にご報告しますとともに今後も変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。

さて、組合員各位のご理解、ご協力のもと組合運営の根幹となる森林経営計画の樹立面積を拡大するため、森林経営管理委託契約を推進して平成30年度末には581名、5,575haの契約締結をいただきました。そして、林業の成長産業化の実現と森林資源の適正な管理を目的に「森林経営管理法」が本年4月から施行されます。「森林環境税」、「森林環境譲与税」の創設も今年度見込まれることから、地域の森林環境の担い手としての責務を感じながら、林業の成長産業化と自然災害を未然に防ぐ管理方法の確立を早期に目指してまいります。

釜石地方森林組合系統運動「JForest森林・林業・山村未来創造運動〜次世代への森を活かして地域を創る〜」をテーマに引き続き、組合員各位とのコミュ二ケーションを密にして組合員の所得の向上と森林の保続培養を諮ってまいります。次世代のリーダーづくりと組合員の後継者を育成するため支援金で行う最終年度である「釜石大槌バークレイズ林業スクール」を活用し積極的に人材育成を行ってまいります。

また、森林体験事業を活用し尾崎半島林野火災の早期復旧のための植樹活動並びに本年度開催されるラグビーワールドカップ会場について大会前に木製ベンチ等のメンテナンス等を企画しながら消費者に対し森林業の重要性を醸成してまいります。

昨今の木材需要減少の対策として、森林体験事業及び木製品開発販売事業を通じながら、「上閉伊地区木材流通協議会」を実用的なものにして釜石地方森林組合のブランド化を目指してまいります。

地域に根付き、信頼と安心を与えられる組織を目指し取組んでまいる所存です。組合員並びに業界関係者には、より一層のご協力・ご支援をお願いいたします。

平成31年3月11日